不動産の住み替えは慎重に行おう

不動産の住み替えは慎重に行おう

こんにちは、千葉・市原周辺の建売分譲住宅を仲介手数料無料でご案内しておりますクラシェル不動産です。

現在お住まいの自宅を売却し、新しく家を購入する・・・いわゆる住み替えですが、やり方次第では人生が狂ったり家庭崩壊なんてこともあります。

本日は住み替えで失敗しないための注意点を書いていきます。

売ってから買うが基本

絶対にやってはいけないのが「先に住み替える物件を買う」ことです。

皆さん結構な割合でこれをやります。そして失敗するパターンのほとんどがこれなんですよね・・・。基本は今お住まいのご自宅を売ってから買うことです。

まぁ悪徳不動産会社なんかに案件を持ち込んだら、まず「買ってから売る」パターンになります。ほぼほぼこれですね。不動産屋が儲けようとするなら、この方が都合がいいですから。

例えばあなたが悪徳不動産会社に住み替えの相談に行ったとしましょう。すると担当者は「ちょうどそちらの地域でお住まいをお探しのお客さんがいるんですけど、条件的にもマッチしてるのですぐに売却できると思います」とか、「そちらの地域は○○小学校の学区内ですので、大変に人気なエリアですから、すぐに申込が入るはずです」などど、すぐにでも売却できるようなことを言ってきます。

そして「住み替え先の物件なんですが、実は非常にお得な物件がございまして(ry」と買い先行で取引するように持っていきます。

旧住居をすぐに売却できるという安心感があるせいか、つい先に買ってしまうという人が絶えません。

それでも営業マンの言葉を鵜呑みにしないお客さんには、購入希望者から買い付け申し込みを取ってきます。そうして「これなら安心だ」と買い替え先の購入契約をすると、旧住居売却の契約が直前になってキャンセルされます。

その後も内見客は来ても契約までには至らず、あれよあれよという間に住み替え先の決済が近づいてきてしまうわけです。そうこうして不安が最高潮まで高まったところで、担当者がこう言ってきます。

「こうなったら価格をギリギリまで下げるしかありません」

そして相場より全然安い価格で売却することに・・・。まぁ、たいてい買取専門の業者が買い取ります。そうやって悪徳不動産会社は、あなたと買取業者の双方から仲介手数料を頂くわけです。

住み替え先の物件に関しても、オススメしてきてるということは両手取引(売主買主双方から手数料をもらう)になる物件である可能性が非常に高いです。

悪徳不動産会社の儲けはまだ終わりません。買取専門業者が買い取った旧住居を再販する際には、話を持ち込んできたこの悪徳不動産会社が売却を任されますので、そこでもまた両手取引をして、さらに2件分の仲介手数料を儲ける・・・とまぁ、このようにして悪徳不動産会社はあなたを騙し、見事に6件分の手数料をせしめるわけです。

あなたが持ってきた1件の相談から、通常の6倍も儲けるんですから、悪徳不動産恐るべしですよね。しかもこれを普通に大手不動産会社がやったりしますのでご注意ください。

売り先行 賃貸住んで 家探す

住み替えで買い先行を勧めるような業者はやめた方がいいことは説明しました。何やらいろんな言い訳が聞こえてきそうですが、異論は認めません。お客様の立場に立つなら、誰が何と言おうと売り先行です。

もちろん資金に余裕がある方なら買い先行でも構いませんが、住宅ローンを使う方であれば、最悪は2重でローンを払うことになります。まぁ、金融機関の方で「先に旧住居を売ってください」と言われるでしょうけど。

 

住み替えを希望する場合は、まず今住んでいる家(旧住居)を売ります。

購入希望者が現れ、契約を交わしたら、とりあえず住むための賃貸物件を探します。

旧住居の引渡し日より前に賃貸物件へ引っ越しをして、それから住み替えるための住まい(新住居)探しを始めましょう。

こうすることで、旧住居を安く手放さなければならないリスクを回避できるほか、新住居についてもゆっくりと探すことができます。

これがもっともリスクが少ない住み替え方法です。

まとめ

不動産取引が原因で人生がおかしくなったという人は少なくありません。例えそこまでいかなかったとしても、騙されて金銭を損失したという方は山のようにいます。

不動産取引はスーパーで豚肉を買うのとはワケが違います。かかわる人の数も金額も違います。だからこそ、自分の人生だけでなく、家族の人生にまで影響を及ぼす可能性があります。失敗が生みだす負の効果が他の取引に比べて大きいのです。

大切な家族を苦しめないためにも、買い先行の住み替えだけはやめておきましょう。