不動産用語(業界用語)

不動産用語(業界用語)

不動産業界にはなるほどと思うものからヘンテコな業界用語までたくさんあります。

不動産取引の際に、それらがお客さんのクチから出てくると、営業マンはちょっぴり緊張します。

なぜなら、業界関係者か関係者の身内など、内情にいろいろ詳しそうな人間だと思うからです。

そういう意味でも覚えておいて損はないと思います。

業界用語

元付(物元)、客付

元付(モトヅケ)とは、売主側の仲介業者のことです。売主から物件の売却を依頼されて媒介契約を結んでいる不動産業者になります。物元(ブツモト)と呼んだりもします。賃貸の場合は、大家から借主を探すことを依頼された不動産業者となります。賃貸の場合は管理業務を委託されている不動産業者であることが多いです。

客付(キャクヅケ)とは、買主(借主)側の仲介業者のことです。不動産業者に公開されている情報を基に購入者や入居者を探す不動産業者になります。

レインズ

不動産流通機構(フドウサンリュウツウキコウ)のことで、Real Estate Information Network Systems の頭文字からとった略称です。会員である不動産業者が、物件情報を登録したり、物件を探したりするのに利用します。

AD(広告費)

ADとはAdvertisementの略で、広告費のことです。主に賃貸仲介の際に出てくる言葉になります。宅建法で仲介手数料は家賃の1ヶ月分までと定められているため、賃料の安すぎる物件はどこの不動産業者も客を付けてくれないという問題が発生します。そのため「広告費」という名目の金銭を元付業者(支払っているのは大家)が客付業者に支払うことで入居者を集めているのが実情です。新築や立地が良いといった人気物件には広告費が付くことは少ないです。たいていは築古や駅から遠いなどの入居者を探すのが大変な物件に付けられることが殆どとなります。

片手、両手

不動産取引の依頼を受けた不動産業者が、自社に依頼した売主もしくは買主のどちらか一方のみから仲介手数料をもらうことを「片手」といい、売主買主双方から依頼を受けて双方から仲介手数料をもらうことを「両手」といいます。

一番手

一番最初に物件の購入を申し込んだ人を指します。基本的には申込順での交渉となりますが、申込内容によっては交渉自体を断られるため、一番手だからといって契約ができるとは限りません。購入申込には法的拘束力はありませんので、その点を注意しましょう。

例:60歳超の高齢者が、住宅ローン事前審査前に50万円の値下げを希望して申込んだところ交渉を断られ、条件の良い二番手が繰り上がってそちらと契約・・・など。

指値

買主が購入価格を指定することを言います。買主が「この価格なら買う」という意思表示をする際に『指値(サシネ)』を提示します。

不動産取引において指値を入れての申込みはよくあることですが、当然ながら売主からは印象が良くないため、物件によってはその後の交渉を断られる場合もありますし、満額で申し込んだ二番手が交渉無しで繰り上がることもあります。そのため、どうしてもその物件が欲しいという場合は、指値を使うべきではありません。

エンド

物件を探しているお客様のこと。不動産の流通における最終的な購入者という意味です。エンドユーザーの略。

晒し物件

いつまで経っても売れずにレインズや不動産ポータルに掲載されたまま・・・いわゆる晒しモノになっている物件のことです。売れない理由は価格が高いとか、物件に問題があるとか、条件が悪いなど、たくさんのケースがあります。しかし普通の売主であれば、そういった『売れない理由』を改善しようとするため、晒し物件になることは少ないのです。つまり晒し物件になっているという事は、売主に問題があったり、物件に問題を抱えているといった理由が考えられるわけです。

ローン壊し

住宅ローンの承認が下りなかった場合に契約を白紙撤回とする『ローン特約』を悪用し、本審査申込時に提出する書類に故意に虚偽の情報を記載したり、故意に審査中にカードでキャッシングしたりなど、買主がローンを成立させないように動くことです。

しかし、一般的な売買契約書には故意にローンを不成立にさせた場合は、特約が適用されないと記載されていることがほとんどのため、発覚した場合は契約解除が認められないばかりか、損害賠償の請求までされる可能性がある危険な行為でもあります。

分かれ

不動産取引における仲介手数料の配分を意味し、売主側仲介業者は売主から、買主側仲介業者は買主からもらうことを表現しています。片手と同義になります。