不動産屋の担当者から嫌われる客とは
- 2021.02.24
- 住まい探し

本日は趣向を変えて、不動産会社から嫌われる客(?)について書いてみようと思います。
お客様から「あなたが担当してくれて本当に良かった」と思われるのは担当者冥利に尽きますが、逆に営業マンからすると「二度と来るな!」と思う人もおります。
事情があってというケースで腹を立てる営業マンはそう多くはないでしょうが、あまりに非常識なことをされたりすると、いくらこちらが商売とはいえ許せないこともありますので・・・・。
不動産営業マンに迷惑をかける人が少しでも減ってくれると嬉しいなぁという想いと共に、本日のブログ更新を致します。
内見すっぽかし(ドタキャン)
待てど暮らせどやってこない・・・・電話をかけても出ない・・・・これ、本当に腹が立ちます。
自分が売主または元付(売主側の業者)で、物件が既に空家の場合はまだ我慢できますが、客付(買主側を仲介する業者)だった場合は、元付に「すみません、すっぽかされました・・・」と報告しなければならないので、精神的にツライものがあります。
一番最悪なのは、売主居住中の物件でやられることです。売主さんにはスケジュールを調整をしてもらい、部屋の掃除をしてもらい、内見案内時には同席してもらう必要があります。売るために売主として協力するのは当然ですけれども、そこまでさせておいてドタキャンとなれば、売主さんも気を悪くするわけで‥‥。
さらには自分が客付で、元付の担当者も同行しての案内だった日には、この待ってる時間はまさに地獄です。売主、元付担当者、自分の三者の間に流れる異様な空気は吐き気を催すほど・・・。
大人なんですから、キャンセルするにしても、せめて事前に連絡を入れてほしいです。っていうか、こんなことは社会人として常識だと思います。
余談ではありますが、さすがにその時は余りにも腹が立ったため、何度コールしても出ない内見希望者へ鬼のように電話をかけたところ「しつこいです!」とか逆ギレされました(苦笑)
また、遠方の案内だった場合などは、これで一日がつぶれることもあります。本当に勘弁して欲しいです。例え遅れたとしても構わないので、ちゃんと来てもらいたいものですね。
買う気がないのに内見を希望する(問合せしてくる)
いわゆる参考見学者という人たちです。
不動産会社に問い合わせて内見希望することを、オープンハウスやモデルハウスの見学と勘違いしているのでしょうか?
マイホームをお探ししてるお客様には、我々も力の限りお手伝いをさせて頂きますが、「将来購入するときのための勉強」などという自分勝手な考えで営業マンを振り回すのはやめましょう。
せめて「まだ買う気はないが物件を見たい」と最初から伝えてください。それでも案内するという不動産会社も中にはあるはずですから。もちろん弊社ではご案内致しません。
購入意欲もないのに値引きを求める
値引き交渉が悪いという事ではありませんが、その物件がどうしても欲しいというわけではないのに、とりあえず値引きさせようという人には、担当者も親身になって対応することはありません。
なぜなら客付業者にとって値引き交渉とは、会社の信用がかかっているからです。
もし、買主から求められたからと値引き交渉をし、売主がその指値に同意したとして、その後に「ふーん、そうなんですね。ありがとうございました」で終わられてしまったら、不動産業者としての面子は丸潰れです。
元付からは「売主から値下げを取り付けたのにどうなってんの?」と突き上げを食らうだけでなく、今後の取引を断られる可能性が高いです。
それだけで済めばまだ良い方で、最悪それが業界内で噂になってしまったら、他の物件に買主を案内しようとしても「(・・・ん?この会社って例のとこだよね)あー、その物件は商談中です」と、他の不動産業者からもお断りされることだって考えられます。
ですので、本当に欲しいと思った物件以外で値引きを求めるのは止めましょう。逆に欲しいと思った物件については「この金額まで値下げしてもらえるならこの物件買います」という明確な意思表示をすることで、担当者も親身になって対応してくれるはずです。
契約直前に「やっぱりやめます」
不動産の売買は八百屋で大根を買うのとはワケが違います。
契約前には売買契約書や重要事項説明書を作成しなければなりません。そして作成のために役所や関係機関を周って資料や情報の収集をしたりもします。
そうやって時間と労力と経費を費やした結果、契約直前に「やっぱり買うのやめます」といわれた日には、すべてが無駄になるわけです。
法律上、契約前であれば購入希望をしていた者に何のペナルティもありません。ですが、その者のせいでタダ働きをさせられた不動産会社からすればたまったものではありません。
もちろん、やむにやまれぬ事情がある場合などは仕方ありませんが、こういったケースは往々にして「他に気になる物件が出てきたから」といった自分勝手なものがほとんどです。
逆の立場になって考えてもらいたいなといつも思ってます。
新築建売なら仲介手数料無料の弊社からアドバイス
不動産会社の営業マンも人間ですから、迷惑な客のために頑張る人はまずいません。「このお客様に喜んでもらえるよう頑張ろう」と担当者に思わせるような立ち振る舞いを心がけるというのも、マイホーム探しのコツといえます。担当者とは仲良くした方が絶対に得ですよ。
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